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Yumiko
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最近、60年以上前に書かれた古書をニ冊購入した。そのうちの一冊は、私が大好きな林真理子さんの『週刊文春』でのエッセイ「夜更けのなわとび」(6月19日号)に登場した、『パパとママの娘』(能勢まさ子 著/カッパ・ブックス)だ。 この本には、筆者の雙葉での後輩で、長嶋茂雄さんの奥様である西村亜希子さん(旧姓)のことも書かれているのだが、林真理子さんも、ニュースキャスターの安藤優子さんも、中学生のころ夢中になってこの本を何度も読んだらしい。 無性に読んでみたくなり、かなりマニアックな古書店で、ようやく手に入れることができた。 1956年──まだ船で海外渡航をしていた時代、アメリカ留学を決意した当時17歳の能勢さんが描く、ハイスクールでの夢のような生活。 ピクニックにダンスパーティー、パジャマパーティー……古き良き時代のアメリカの様子が、感性豊かに、今でも色褪せず鮮明に綴られている。非常に面白い。 すぐには読み終えたくなくて、小出しに読んでいるのだが、それと同時に、私自身が20代のころにロンドンでホームステイしていた日々を、懐かしく思い出している。 ロンドン滞在中、最も衝撃的だった出来事は、スティーヴン・スピルバーグとレオナルド・ディカプリオの二人に、偶然遭遇したことだ。 たぶんこの時、一生分の運の半分は使い果たしたと思う。その後、見城さんに会えた奇跡を考えると、私の運はほぼ使い切ったと言ってもいい。 状況的に、二人のどちらかにしか声をかけられず、咄嗟に声をかけたのは……スピルバーグだ。 “I’m a big fan of yours!”と、とびきりの笑顔でサインをお願いした。すると、満面の笑みになり、「ええよ」みたいな優しげな雰囲気で、サインに応じてくれたのだ。飛び上がるほど嬉しかった。 帰宅後、ホストファミリーにこの時の様子を報告すると、一家は大興奮。 その後しばらく、「声をかけるべきはディカプリオだったのか、スピルバーグだったのか」という論争になったが(笑)、『タイタニック』で大ブレイクしたディカプリオよりも、子どもの頃に何十回も観た映画『グーニーズ』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『インディ・ジョーンズ』の監督・製作総指揮であるスピルバーグのほうが、私の中ではヒーロー度合いがまさっていたのだ。 もうニ度とこんなことは起こらないだろうけれど、今また二人を目の前にしたら、きっと同じ選択をするに違いない。

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Yumikoのトーク
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  • Yumiko
    Yumiko

    こちらのCM、何度も観てしまいました。

    只者ではなかろうスーツ姿の男が、哀愁を滲ませながら酒を酌み、ひとり静かに浸っていると──
    『にしにし♪たんたん♪』と、スポットライトを浴び、楽しげに歌う二人の姿。ハタと我に返り、再び人生の光を見出し、涙する。

    この短いCMに、妙に深い物語を感じてしまいました。
    ニュースを読むと、「見城さんの涙は目薬じゃない。本物。」との、船越英一郎さん、黒木瞳さんの証言。見城さんのプロ意識は、半端じゃありませんね。

    何より、見城さんの涙を拭う姿が、とってもチャーミング。女心をくすぐられました。
    今日ばかりは、『見城さん、カッコいい!』ではなく、(僭越ながら)「見城さん、かわいい♡」と言わせて下さい。

  • Yumiko
    Yumiko
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    TOHOシネマズ新宿で行われた初日舞台挨拶に行ってきました。

    3度目の鑑賞でしたが、今回も胸熱、泣きました。
    横田慎太郎さんの母親役・鈴木京香さんの台詞の一つ一つ、野球一筋だった慎太郎さんが「野球が嫌い」と言わざるを得なかった胸を締め付けるあの場面、阪神優勝、夕陽の映像の余韻まで、細部をじっくり味わうことができたと思います。

    上映中、あちこちで啜り泣く声が上がり、上映後は「泣いた」「号泣した」「涙腺崩壊」と、溢れる感情を抑えきれず、お互いの気持ちを確かめ合う観客の多さに驚きました。

    舞台挨拶では、高橋克典さん、上地雄輔さんが大いに場を盛り上げてくださり、「奇跡と軌跡」をかけた楽しいトークも。思い出しては泣いてしまい、言葉に詰まる松谷鷹也さんをいたわる鈴木京香さんは、優しいお母さんそのままの温かさ。アットホームな現場の様子が伝わってきました。

    また、演者へ「役を研究しすぎるな」というアドバイスや、一発撮りを大切にしたという秋山監督のこだわりを知って、場面ごとの深みが増したように感じました。
    雨のシーンなど、撮影中の天気にも奇跡的な出来事が続いたと改めて振り返っていて、随所に横田さんの“奇跡”が起こっていたというのも胸が震える思いです。

    エンドロールが終わる、最後の最後まで泣きどころ満載。何度観ても楽しめる映画です。

    (涙でかなり水分を失われるので、ポップコーンは不要かと思います 笑)

  • Yumiko
    見城徹見城徹
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    墨の魔術師・金田石城さんの書を脇屋にプレゼントさせていただいた。先ずは運び入れて、写真を一枚。

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  • Yumiko
    Yumiko

    見城さん、スタジャンとデニムがすごくお似合い✨ センスが良いし、本当にカッコいい💓
    …このスタジャンは、クロムハーツ?と軽い気持ちで調べてみたら、まさかのお値段💦 かなり希少価値のある一着とお察しします。

  • Yumiko
    Yumiko
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    昨日、幻冬舎Presents 劇団扉座『つか版・忠臣蔵2025』を観てきました。

    かつて角川でつかこうへいさんの担当編集者だった見城さんの
    「つかこうへいの全盛期(1984年〜1989年)の涙と笑い、そして感動の舞台をもう一度甦らせたい——」
    そんな想いから始まった「幻冬舎プレゼンツ」。

    演者が魅せる長台詞、テンポと間合い、その一瞬を捉える照明・音響のタイミングと緩急。
    そして、幾重にも張り巡らされた伏線が、ラストで鮮やかに回収される痛快さ。

    演出家、演者、舞台スタッフ——それぞれの匠の技が絶妙に絡み合い、舞台と客席がひとつになる瞬間。

    「芝居って、こんなにおもしろいんだ!!」と、全身で実感する圧倒的な体験でした。

    オマージュでありながら、横内謙介さんの脚本・演出は、完全に「横内作品」として結晶していると感じました。

    『芝居は料理と同じ。一日として同じものはない、生き物なので。
    それを蘇らせるのは至難の業。だが、無謀をやらなければ、新しく出ていくものの意味はない。
    やるしかない。』

    そう語った見城徹さんの言葉には、痺れました。

    生身の人間から生み出される「人間爆発」の熱量は、劇場というリアルな空間でこそ味わえるものだと改めて実感。

    終演後の見城さん、横内謙介さん、そして出演者の皆さんによるアフタートークでは、つかさんの「定番の見守り位置」を教えてくださったり、さまざまな裏話が惜しみなく語られ、たっぷりと楽しませていただきました。

    (迷っている方がいたら、どうか躊躇せず、ぜひ劇場へ足を運んでみてください♪)

  • Yumiko
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    見城さん推し❤️

    昭和で言うところの、『見城さん命!』

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  • Yumiko
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    昨日、幻冬舎Presents 劇団扉座第80回公演『 つか版・忠臣蔵2025』 千穐楽、2回目の観劇に行ってきました。

    「愛」がテーマとして通底していて、日頃どこかにしまい込んでいた感情が蘇り、全身を揺さぶられる素晴らしい舞台でした。

    現代と古典、コメディとシリアス、泣き笑い、義理と人情。
    相反するものがぶつかり合いながら、見事に一つの世界へと融合していく。
    横内ワールドに、どっぷりと引き込まれました。

    「芝居ってこんなにおもしろいんだ!!」

    演劇の聖地・紀伊國屋ホール。
    学生の頃、演劇好きの友人が週末ごとに「熱海殺人事件」、「蒲田行進曲」、「飛龍伝」など、つかこうへい作品を観に繰り出していたのを横目で見つつ、気になりながらも劇場に足を運べなかった当時の私。

    後になって、つか作品がどれほど強烈で、どれほど人の心を打つものかを知り、
    「あの時、なんで行かなかったんだ。行っておけばよかった!ああ、もう…。」そう何度悔やんだことか。

    そんな年月を経て、見城さんが、つかこうへい全盛期の涙と笑い、そして感動の舞台を見事に甦らせてくれたのだ。
    しかも、天才演出家・横内謙介さんの手によって!

    いまこの時代に、この舞台に立ち会えることの幸せ。
    見城さんの漢気と、研ぎ澄まされた感性の確かさを感じずにはいられません。

    それにしても、松任谷由実さんの「リフレインが叫んでる」をこの舞台に選び、あんなふうに効かせるなんて、本当にすごい。
    観客の中に切なさともどかしさの感情を呼び起こし、討ち入りのシーンへと向かって、感情をさらに高めていく。
    まるでフラッシュバックのように感情を揺り動かす一曲と舞台が重なり合い、ガッツリと心をつかまれました。

    ……いまもなお、冷めやらぬ余韻に浸っています。

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