てんあつてんあつ4日前昨日買い物途中、道路脇の畑で幼稚園児たちが芋掘りをしていた。その姿を車中から眺めていたら、何故だか涙が滲んだ。とうの昔の自分の姿も、ああだったのだろうか?と投影してしまったのかも知れない。人間は綺麗なままでは生きられない。薄汚れ、うらぶられて、それでも尚生きて、それらを日本人特有の、侘び寂びの端くれの美意識に変えて、高潔で在りたいと願って居る。今日も雨。空気中の垢と共に俺の人生の垢も、海へと流してはくれまいか。120
てんあつてんあつ7時間前残された者の気持ち。次々にやってくる哀惜の念と寂寥感に、ただただぽつんと身を置くのみ。愛した人達との愛しき日々。そんな思い出を抱えながら孤独に生きるのは、筆舌に尽くし難い。朝な夕なに現れる、その姿無き人々。どんなに愛していたかを、涙だけが知っている。87