てんあつ6時間前見城徹見城徹自分の始末は自分でつける。朝日の社長の前でてめえが死んでみせることが何より肝心なのだ。いまこそオレは、ニセの平和主義、戦後の虚妄を営々と構築してきた大朝日ー「第四の権力」マスコミに躰をぶつけて死ぬのだ…。瞑想し物思いに耽っている野村を乗せた車は、交通渋滞もなくスムーズに走り続けた。そしてついに目的地に到着した。「先生、着きました」古澤の声に、野村が目を見開いた。車が停まり、目の前にあたりを睥睨するかのように聳える高層ビルがあった。その巨大な壁のように立ちはだかる建物をキッと見据え、野村は車を降り、第一歩を踏み出した。 ーー山平重樹[激しき雪]ラストシーン72007
てんあつ6時間前見城徹見城徹カドカワ時代に一度だけ野村秋介さんと電話で話したことがある。30年ぐらい前だ。僕宛てに野村秋介さんから名指しでかかった来た。ある依頼をされたのだが、僕はそれを辞退した。僕には荷が重かったのだ。その数年後、野村秋介さんは自決した。「そうか、ではいい」そう言った野村秋介さんの声のトーンが今でも耳に残っている。72507
てんあつてんあつ6時間前寝たり起きたりを繰り返してしまい、疲れました。今日は午後から本屋さんに行って、若い人の船出を祝うつもりです。まだ20歳だ。何もかもこれからだ。そして何があっても生きて欲しい。何でもかんでも描き殴り、書き殴られればいい。171