昨日はオープンからラストまで・・ゲンナリしてしまうほどの異常な忙しさだった。
予約が何組入ろうが、来店時間さえかぶらなければ、まぁ何とかなる。というか身体はそこまでシンドくはない。
しかし全員ほぼ同時に来店されると、殺人的な忙しさになってしまう。
お腹を空かせて来店してくれるお客さん達をなるべく待たせない様に料理を出し、お客さんの食べている皿が完全に空になる前に次の料理を出さなければ、お客さん達は食事の楽しみが減ってしまう。
あくまで酒を飲みながら食べる食事だから、出来ればお客さんは、幾つかの味を食べ比べながら酒を飲みたいわけだから。
レストランの様に一つの皿を片付けてから、次の皿に・・・というわけではないのだ。
刺身の盛り合わせは良い。数種類のネタが盛り付けられているわけだから、味の変化が楽しめる。
しかし焼物の場合は料理の味は1つだ。
理想は刺盛りが少し残っているうちに焼物が出て、焼物を完全に食べ終える前に揚物が出てくる・・という様な流れなら理想だ。
これならお客さん達もビールやハイボール飲んで、次に純米酒の冷酒を・・という時に、最初の酒は淡麗な辛口だったから、次は山廃仕込みの、やや酸味のある物にしてみよう、なんて注文が出来る。山廃なら揚物にも合う。
まぁこんな感じで料理を作りながら、酒の注文も全て1人で作って席まで運ぶというのを、数組の同時来店のお客さん達相手にこなし、仕込みから6時間ほどノンストップで動き続けていたら、4時間ほど経過した頃に、働いている時から脚と腰周辺の疲れがピークに達した(苦笑)
その後2時間後くらいに全てのお客さん達は料理にも酒にも満足し、満腹になり終わりが見えた。
食器の片付けも洗物もほぼ終わりに近づいた頃、自分は残ってた1人のお客さんを相手に、カウンターでグラッパをロックにして、どうやらガブ飲みしていたらしい。
〝らしい〟というのはそこ辺りから実は自分は昨夜の記憶が無いからだ(笑)
続く
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