見城徹のトーク
トーク情報見城徹 見城徹見城徹 https://www.youtube.com/watch?v=w0o8W0BPOHU https://m.youtube.com/watch?v=w0o8W0BPOHU https://www.youtube.com/watch?v=w0o8W0BPOHU https://m.youtube.com/watch?v=w0o8W0BPOHU https://www.youtube.com/watch?v=w0o8W0BPOHU https://m.youtube.com/watch?v=w0o8W0BPOHU https://www.youtube.com/watch?v=w0o8W0BPOHU https://m.youtube.com/watch?v=w0o8W0BPOHU
見城徹 見城徹見城徹 毎朝、絶望的な気分で目が醒める。幻冬舎を作って27年。一度たりとも不安や憂鬱がなかった朝はない。幻冬舎の将来のために決断して昨年の12月3日、2度目のMBOを実行し、100パーセント僕の持ち株にしてからは益々プレッシャーが募る。その時は新型コロナなど想像もしなかった。業績が低迷するとMBOのために借りた膨大な借金が返せない。自己破産と紙一重の日々。僕の死後を考えて自ら決断したことだ。公証人立ち合いの元、遺言書も作成した。自分が選んだ道だ。逃げない。地獄に堕ちても戦う。出版社の状況は悪化の一途だが、耐えて、耐えて、反転する。出版社の新しいビジネスモデルを作る。待ってろよ。押忍!
見城徹 見城徹見城徹 浜田省吾の[19のままさ]については拙著[編集者という病い](集英社文庫)で書いた。あの時のコンサートの光景は今も映画のシーンのように思い出すことが出来る。奇跡の夜だった。
ハワイで太陽が水平線に沈む海を見ながら部屋のラナイで白ワインを飲む。19歳の頃の初恋の彼女との時間が蘇る。同時にランボーの詩句を反芻する。自分は永遠の一瞬を生きている感覚に陶然とする。戦いの日々。戦士の休息。自己陶酔の極みの中で明日への手掛かりを探し求める。そんな一瞬があってもいい。
浜田省吾は僕と同じ12月29日生まれである。
また見付かつた、
何が、永遠が、
海と溶け合う太陽が。
ーーランボー[地獄の季節]小林秀雄・訳