あまおはようございます。昨日のセブン&アイ鈴木会長の退任の言葉、「不徳のいたすところだ」と語った姿が、見城さんとダブりました。それを、思うだけでなく、公の場で語れると云うのが、結果を出せる人の共通点だと思いました。私自身、日々の行動を省みた際、至らぬ点を素直にそのように感じられるかというと、まだまだなところがあり、自分のことは棚にあげ、つい相手に怒りが向いたり、つくづく未熟な人間だと落ち込みます。
見城徹のトーク
トーク情報見城徹 じょんれのん。じょんれのん。 示談が成立したのに、中居くんが引退に追い込まれるのはおかしい」という意見を目にするが、それは「示談」という言葉の意味を誤解している。
示談とは、当事者間の法律的・金銭的な紛争を解決するための手段に過ぎない。示談が成立したからといって、社会的な制裁や道義的な責任まで消えるわけではない。
示談はあくまで、事件の法律的・金銭的な側面(当事者間の債権債務関係・賠償問題)を解決するだけだ。
もちろん、加害者としては、示談金を支払い示談を締結することで、社会的な制裁や道義的な責任まで問われないことを期待するだろう。また実際は、示談が成立したことで、これらの責任を免れるケースも多い。
しかし、法的にすべての責任がなくなるわけではない。
実際、刑事事件でも、被害者との示談が成立していても、裁判所は懲役刑などの刑罰を科すことがある。会社の懲戒処分も同様だ。示談の成立は、処分を軽減する一要素とはなりうるが、処分そのものを否定する理由にはならない。
中居さんの場合も、多額の示談金を支払って被害者との法律的・金銭的な紛争は解決したかもしれない。しかし、タレントとしての社会的信用の失墜、スポンサー企業からの信頼喪失、そして視聴者からの失望は、示談金では解決できない問題なのだ。
「示談さえ成立すれば何でも許される」という考え方は、結局のところ「金で何でも解決できる」という発想に他ならない。そんな価値観が蔓延する社会は、決して健全とは言えないだろう。