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見城徹

[差別]という言葉を現実の具体的な差別というイメージで捉えないで下さい。差別というものは人間がある場所に生き、自然や建築物に染まり、時間に犯される存在である限り、何人も生まれ落ちた以上、決して避けては通れないものなのです。つまり、人は場所や自然、時間に必然的に差別され、自分の物語を紡ぐのです。だから[差別=物語=宿命]なのです。「差別を無くそう」とか「差別は良くない」というフラットな意味合いではないのです。全ての人間が差別の桎梏から逃れることは出来ない訳で、差別こそが人間の根源なのです。喜びと哀しみも、希望も絶望も、涙と笑いも、善と悪も、感動と葛藤までも全ては[差別=物語]と共にあります。私たちは差別という物語を生きて死ぬのです。差別のない世界は、のっぺらぼうで薄っぺらになります。場所と自然と時間がない世界など存在しません。あるからこそ人間の人生は苦悩と歓喜にスウィングするのです。 [無謀漫遊記]は受難の歴史(時間)を背負った川岸の場所に権力の象徴である徳川幕府の副将軍がやって来るという設定です。そこから露わになる必死にもがいて生きる小さな人々の泣き笑い。場所と自然と時間に蹂躙されてこそ人々は光り輝く。[無謀漫遊記]は「差別=物語」の根源を涙と笑いと感動のエンターテイメントに昇華した、この世あらざる舞台なのです。

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見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    見城徹

    2025年2月16日。
    大阪で[mikami limited 50]を営む鮨職人・三上雅博がリトークしてくれた2021年7月の僕のトークです。↓

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    ↑ 尾崎豊の事務所[アイソトープ]を作る時、
    尾崎豊と鬼頭明嗣を連れて尾崎の実家を訪ね、ご両親に仁義を切った。玄関近くの狭い日本間のちゃぶ台に出前の鮨が並び、ビールで乾杯をした。ご両親は大喜びで迎えてくれて、僕はホッと胸を撫で下ろしたのを覚えている。角川書店(現・KADOKAWA)のサラリーマンでありながら尾崎豊の事務所を作るなどと言う無謀なことをよくしたなあ、と今となっては思う。
    あの日が無ければ尾崎豊は復活しなかった。
    しかし、あの日が無ければ尾崎豊は死なずに済んだかも知れない。今さら考えてもしょうがないことだけど。
    あの日、尾崎豊の実家からの帰り道、僕たちは希望に溢れていた。

  • 見城徹
    三上雅博三上雅博


    今日は遅くなってしまいました。2021年7月の親父の投稿のリトークです。

    僕は尾崎豊が亡くなった後に尾崎豊の歌に出会いました。「15の夜」を初めて聴いたのが僕が中1くらいだった気がします。その時既に尾崎豊はもうこの世にいなかった。しかしその事実が僕の中の尾崎豊を伝説のカリスマにたらしめたのです。
    親父がジムで尾崎と再会していなければ、僕が卒業アルバムに尾崎豊の歌詞を書くことも無かったのだ。僕は運命に導かれて、今を生きている。

    本日も皆様、宜しくお願い致します。

  • 見城徹
    あやかあやか

    見城さん、私のこんな拙い文章を読んでくださり、また素敵なコメントまでありがとうございます!
    見城さんや755との出会いは、私の人生の糧となっています。
    見城さんにお会いする事ができた時には、しっかり感謝の気持ちをお伝えしたいと思っているのですが、幻冬舎モバイルのオフ会の時も緊張しすぎて頭が真っ白になってしまったし、堀江貴文さんのミュージカルの時も、見城さんが目の前にいらっしゃるにもかかわらず、見城さんのオーラに圧倒されお声掛けする事ができませんでした😣
    今年も見城さんにお会いできる機会があれば、全国どこへでも参ります。
    今日は忘れられない感動の日となりました。
    見城さん、ありがとうございました!!

  • 見城徹
    MiRAIMiRAI
    投稿画像

     現場は待ったなし。何の不平も言わず、休日に製造ラインを稼働してくれるスタッフに、どんなアフタートークをしたらいいのだろうか。

     “アフタートーク”は、[モテる仕事論 鳥羽周作]を読んで脳内に突き刺さった言葉。

     この書籍、この言葉以降から、グサグサ刺さりまくる見城さんの金言の連続で倒れそうになります。自分を直視出来なくなるくらい。素晴らしすぎて、眩しくて、ツラい。(つまり、それくらい思いっきりお勧め致します!。)

     それでも現場は稼働するから。私は今は足元を固めるしかありません。明日も匍匐前進致します。押忍!

  • 見城徹
    見城徹

    おはようございます。2025年2月17日。
    大阪で[mikami limited 50]を営む鮨職人・三上雅博がリトークしてくれた2021年8月の僕のトークです。↓

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    32歳の夏の丁度今頃。当時の恋人とのドイツ旅行は鮮やかに記憶に残っている。1ヶ月の休暇を取ってベルリン夏季大学の美術の講座を受講していた彼女と西ベルリンで落ち会って、8日間のドイツ国内の田舎を鉄道で巡る旅に出たのだ。ドイツの小さな町々は時間が止まったように中世の面影を残して佇んでいた。家族経営のホテルに泊まり、歴史的遺跡を辿り、ホフブロイハウスで他の客と肩を組んでビールを飲んだ。陽はなかなか落ちず一日が長かった。
    彼女はドイツ語が堪能で全てが快適だった。
    西ベルリンで買ったジョルジオ・アルマーニの革のブルゾン。馬車に乗って訪ねた霧のノイシュヴァンシュタイン城。異世界に酔い痴れた移動サーカスのテント……。あの夏は二度と戻って来ない。

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  • 見城徹
    三上雅博三上雅博


    おはようございます。
    2021年8月の親父の投稿のリトークです。

    人生と言う旅路の中には、いつまでも色褪せる事ない忘れられない思い出がある。
    親父が創り出すこんなにも美しい文章によって、その情景や感動を想像の中で体感させてもらえる。言葉によって過去の思い出は美しい物語として昇華する。経験が人生を豊かにしてくれる。感動が心を豊かにしてくる。
    親父のこの文章を読んで心が震えました。その美しさに感動しました。痺れます。

    本日も皆様、宜しくお願い致します。

  • 見城徹
    見城徹

    瀬々敬久監督、高橋文哉・西野七瀬主演の映画
    [少年と犬]を試写を観た。泣けた。もう一人の主演・犬の「多聞」が素晴らしい!