人が決めたルールで生きられない。
枠からはみ出してしまう。
型に嵌れたら普通に生きていけるのに。
僕は自分を殺す事が出来なかったから。
夢見る人々と決別する。
僕は夢を見れないから。
僕の存在はこの世界の秩序を乱すバグだから。
この場所が安全なんて言うのは嘘だから。
後ろから迫る黒い影がみんなにはまるで見えていないのだから。
僕がそれを口に出すとこの世界は凍りつく。
僕の言葉は耳障りなノイズでしかない。
だから僕はひとり出ていく。
絶望し切って死ぬ為に。
儚くとも。儚くとも。
さよならだけが人生だ。