見城徹見城徹2019年05月19日 20:4227年が経って、サントリー・ホールのクーベリックの感動が東宝の試写室で甦るとは思ってもいなかった。原作[蜜蜂と遠雷]を読んでいる間中、聴こえていた音楽の神が完璧な形でこの映画に降臨している。溜息も心臓の鼓動も、足音も言葉も、何もかものシーンが美しい旋律とリズムとなって響いて来る。