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見城徹

⬆︎ 本や映画、芝居、コンサートなどの感想を1カ月に1回でも書いてみるといい。苦しい作業かも知れないが書いた後は必ず自己検証能力がアップしているはずだ。自分が表現したいことを書くために胸を掻きむしって正解な言葉を選ぶ。それを繰り返していたら人生は動き出す。

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見城徹のトーク
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  • 見城徹
    見城徹

    皆んな世間と妥協して大人になる。だったら一生ガキでいい。ガキと世間から嘲笑わられながら自分の個体の掟で生きる。それが年齢を重ねて鈍って来た気がする。

  • 見城徹
    吉田真悟吉田真悟

    ダルビッシュ有のインタビューより略して

    NHKさんが大谷君のドジャース戦中継を無しにしてまでこの試合を放送したので勝ってホッとしています。😆

  • 見城徹
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    僕がどれぐらい反抗的だったかを表すエピソードがある。
    チャイムが鳴って、日本史の授業が始まるというときだった。荒木という教師が教室に入ってきた。教師が入ってくれば、それまでザワザワしていた教室も静かになって授業が始まる。
    ところが、荒木先生は授業を始めなかった。
    「今、教室に入ってくるときに口笛が聞こえた。口笛を吹いていたのはお前だろう」
    とYという生徒を指さし、
    「お前、立ってろ」
    と言った。しかし口笛を吹いていたのはYではない。彼の近くにいた僕にはそれがわかった。それに口笛を吹くぐらいがなんだ。先生が教室に入ってきたらやめたんだから、いいじゃないか。
    そこで僕は立ち上がってこう言った。
    「口笛を吹いていたのは彼じゃないですよ。そうだとしても、口笛を吹いていたぐらい、何ですか」
    「何だと?」
    「僕はそういう先生の授業なんて受けていられない。ボイコットします」
    僕は鞄を持って教室から出ていき、誰もいない化学室で小説を読んでいた。処分されてもいい、退学になったらなったでいいと思っていた。
    間違ったことを間違いであると指摘できなくなるよりはマシだ。
    するとしばらくしてMという一番親しいクラスメイトが「荒木先生が見城を連れてこいと言っている」と呼びにきた。「わかった」と言って教室に戻ると、立たされていたYも席についている。
    荒木先生も、「今回はこれでおさめる」と言った。
    「ああ、そうですか」
    「ただし、お前の日本史の成績の評価に影響するかもな」
    この野郎、と思った。評価を下げたければ下げればいい。だが僕はこれから日本史のテストが行われるたび、そのすべてで100点をとってやる。それでもマイナスにできるなら、してみろ。そう思って、意地でも全部100点をとった。
    さすがに荒木先生もこれに低い評価をつけることはできなかったのだろう。日本史は10段階評価の10だった。

  • 見城徹
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    この話には後日談がある。
    僕は早稲田と慶應に現役で受かったのだが、高校を卒業して間もないころ、用事があって高校を訪れると、3年生のときの学年主任の先生がやってきて、次の受験生のために何人かに依頼をしている「私の受験合格記」を書いてくれ、と言う。清水南高校は創立してまだ間もない学校だったため、早稲田と慶應に現役で受かったのは僕が初めてだったからだ。
    僕はそれを承諾して帰ろうとした。すると例の荒木先生がやってきて、僕を呼び止め、こんなことを言った。
    「あのとき本当は、お前に対して、この生徒はすごいなと思ったんだよ。ただ、あの場でそれを言うわけにいかなかった。腹立ちまぎれに変なことも言ってしまった。すまなかったよ。まあ、とにかく合格おめでとう」
    この人、今ごろ、何を言っているのかなと思った。「いや、僕も性急でした」ぐらい言えばよかったのかもしれないが、「はあ」と生返事をして帰った。しかし、ずっと気にしていてくれたんだなと思うと、嬉しかった。
    ちなみに、頼まれた受験合格記は、「学校の言うことなんかインチキだから、それに踊らされるな。自分のやり方で受験勉強すればいい。僕はつまらない授業の時間にはずっと小説を読んでいた」と好き放題書いたせいか、掲載されることはなかった。

  • 見城徹
    見城徹

    藤田晋・製作、藤井道人・監督、清原果耶・主演[青春18×2]を観た。「夢を実現したらまた会おう」。そう約束した2人の18年の時を経た切ない切ないラヴ・ストーリー。何となく観て来た前半が後半になって謎解きのように俄然、色彩を帯びて来て、一気に後半に引き込まれる。今は時間がない。感想はまた書きます。