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見城徹

誰もがデッドエンドに乗り上げながら、何とか生きようともがいている。僕もそうだ。昨日だって働きながら、食事をしながら絶望的だった。がむしゃらに働いて来て答えはこれなんだと思うと胸が張り裂けそうだった。人間関係は誤解で成り立っている。必死に相手を理解したい。相手にも僕を理解して欲しい。僕は人の善い人たちが好きだ。その人たちのために生きて、働きたい。でなければ、僕はとっくに仕事を辞めて悠々自適に暮らしている。 僕の自己満足だけど、僕の幻冬舎人生を支えてくれた人たちや業者に恩返しをするために、去年の末に大きな決断を実行に移した。それが真っ当な道だと思ったからだ。コロナがなければ、まだこの先考えていることがあった。コロナは僕に僕の人生に踏み絵を突き付ける。僕の幻冬舎の28年は何だったのか?たった6人で不安と恐怖で始めた頃のあの強い連帯を思い出す。遠くまで来てしまった。今、創業以来最大の試練の前で立ち竦んでいる。思い悩むのは僕の業のようなものだが、人の善い献身的な人たちのために僕はまだ戦わねばならない。敢えて言う。僕の人の善さと献身は彼らの胸深くに届くだろうか?

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見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    オジトモオジトモ

    株式会社LDH kitchen(東京都目黒区)が運営する「鳥しきICHIMON」は、オリジナルスパークリングワイン「MUKADO MTSVANE TRADITIONAL AMBER SPARKLING BRUT NV」を、2024年8月1日より3,000本限定で販売いたします。「鳥しき」店主の池川義輝が惚れ込み、数年越しで実現したスペシャルコラボレーションです。

     本プロジェクトの立ち上げは、実に数年前。偶然にジョージアの熟成琥珀ワイン「ムカド」を自分の焼鳥とペアリングする機会を得た池川が、その相性の良さ(マリアージュ)に惚れ込んだことから始まりました。琥珀ワインならではの程よい渋みとタンニンが焼鳥の油分をカットし、熟成香を含む独特な旨味が、焼鳥の香ばしさに素晴らしくマッチすると実感した池川は「焼鳥に合うワインを作りたい」と醸造家のラド・ウズナシュヴリに相談し、本プロジェクトをスタート。その後コロナ禍に見舞われながらも、幾度も改良を重ね、ついに完成したのが、世界初のクヴェヴリ仕込ジョージア琥珀スパークリングワイン「MUKADO MTSVANE TRADITIONAL AMBER SPARKLING BRUT NV」です。