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見城徹
ショーン
ショーン
見城社長の755を拝見し、「ヤクザと家族」観に行きました。生きることの哀しさを、真っ直ぐ引き受けた人間だけが見せる本物の色気に酔いしれました。特に舘ひろしの組長役に魅せられました。拷問を受けた自分を、貸しを作って助けた人から、あんな風に「行く場所あるんか」と声をかけられた時の主人公の嬉しさ。そこから始まる悲劇の物語ですが、居場所のない人間の切なさと矜恃を描いた、本当に素晴らしい映画だと思います。

本当の家族はいなくても、組の中の親や兄弟は命を張ってでも守りぬく。不器用に仁義を通す寄る辺のない男たちの美学。ヤクザにしか生きる道がなかった綾野剛。その綾野剛と父子の盃を交わす漢気と人情で組を率いる舘ひろし。 場面を張る時代遅れの男たちの哀切がスクリーン一杯に滲み出る慟哭のヤクザ映画です。

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見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    見城徹

    おはようございます。2025年2月18日。
    大阪で[mikami limited 50]を営む鮨職人・三上雅博がリトークしてくれた2021年8月26日の僕のトークです。↓

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    この季節になると[京味]の「鱧鍋」を食べたくなる。9月の下旬から10月の初旬。鱧が消える頃、松茸が出始める。淡路島の鱧と丹波の松茸。京都ではこの2つが重なる日は10日ぐらいしかない、と[京味]の西健一郎大将は言う。8月末になるとその10日間のどの日にするか?と西健一郎大将から電話が入る。2階の個室をキープするのだ。そうやって45年間毎年[京味]で鱧鍋を食べて来た。鍋の前の料理も全て鱧と松茸。僕は鱧も松茸もそんなに好きではないのだが、1年に1回は[京味]で「鱧鍋」を食べて来た。それを夏が終わり秋が来る通過儀式としていたのだ。2年前からそれは無い。大将は亡くなり、「自分がカウンターにいない店は『京味』ではない」と言う生前の言葉通りに[京味]は閉店した。8月が終わりに近付くと西健一郎大将の電話の声を思い出す。

  • 見城徹
    三上雅博三上雅博


    おはようございます。
    2021年8月の親父の投稿のリトークです。

    前にこの話を直接親父に聞かせて頂きました。夏の終わりに約10日間ほどしかないと言う鱧鍋の季節。沢山いらっしゃる常連様の中でもきっと限られた数名の方にしかお声がけできなかった事とお察し致します。親父と「京味」西健一郎大将の深い繋がりが、この「鱧鍋」のお話で痛いほど伝わります。
    僕も人生で一度でいいから「京味」で西健一郎大将の料理を体感してみたかった。
    生前にお会いできなかった事が心残りです。
    後悔ばかりの人生です。

    本日も皆様、宜しくお願い致します。