見城徹見城徹2021年04月10日 09:00僕は21歳の時に「理想」や「夢」に生きるのを止めました。いや、そこから逃げ出しました。だから、「理想」や「夢」という言葉が嫌いです。僕にとって肉体化出来なかった言葉だからです。 [たべて苛酷にならない夢を/彼女たちは世界がみんな希望だとおもっているものを/絶望だということができない] 吉本隆明の「少女」という詩の一節です。僕は食べて苛酷になる夢を飲み込めませんでした。 飲み込めなかった劣等感と自己嫌悪と向き合いながら、懸命に生きて来ました。 21歳で死んだ僕に宛てて65歳の僕が書かずにはおれなかったのが文庫版「たった一人の熱狂」のあとがきです。
見城徹5時間前鯖缶鯖缶何のために生まれ死んでいくのか見城さんの生死についての言葉には立ち止まらずにいられません。なんてシンプルで、なんて詩的で、なんて心を打つのだろうと。どれほど深く長く考えて来られて出てきた言葉だろうかと思います。誰かが言った言葉をベースにアレンジして自分の言葉として鼻息荒げに語る薄っぺらい経営者はごまんといる。見城さんの言葉はそれらと全く別次元、言葉は生き様。見城さんの生き方はかっこよすぎる。はぁ、ため息でます。1135