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見城徹
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散る桜 残る桜も 散る桜  良寛 昨日、金田石城さんにプレゼントされた良寛の句が書かれた屏風。「好きな言葉を」と言われて考えた挙句、これを選んだ。[花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ」という漢詩を井伏鱒二が和訳した一節も思い浮かんだが、屏風だからこちらにした。人は出会い、別れる。絶頂は続かない。散り際こそ、その人の人生だ。散り際の美学…。人は死して価値が定まる。やがて来る散り際を考えて今日も生きる。

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