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見城徹

昨夜は50年来の女性の友人の家でご飯を食べた。料理は僕が新宿高島屋の地下で選りすぐって買って行った。 彼女は角川書店(現・KADOKAWA)で一年先輩だった。何も言葉にしなくてもお互いのことは手に取るように解っている。話をしていると、一心不乱に仕事に打ち込んでいた20代、30代の角川書店の日々が甦る。一体いつ眠っていたのだろう?角川書店の17年間、新入社員の1年目から取締役だった17年目まで僕が毎年の稼ぎ頭だったのは当時の角川書店の誰も異論を挟まないだろう。それくらい圧倒的な結果を出し続けて来た。 お互い歳を取った。僕は幻冬舎を作り、彼女は角川書店に残った。2人とも仕事はまだ現役だ。 帰りの車の中で不意に涙が出た。人は何のために生きるのか?僕にはまだ答えが出ない。多分、死ぬまで答えは出ない気がする。一日一日をただ熱狂して生きる。今この一瞬の時間をどう消費するか?それだけが人生の価値だ。膨大な過去の一瞬一瞬が頭の中を駆け巡る。僕が過去のカレンダーに刻み付けた切ない日々。その時の溢れる想い。愛する誰か一人がただ見てくれていればそれでいい。兵士はぐだぐだなセンチメンタルな気持ちを抱えて戦場に向かう。そうしなければ向かえない。泣きながら行く。I Will Go to War!

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見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    見城徹見城徹

    静岡新聞の今朝の広告は僕の用意したサプライズでした。[たった一人の熱狂]に収録した文章は
    清水南高校創立50周年の記念誌に寄稿したもの。
    今日(2025年1月5日)は清水南高校60周年記念同窓会でした。

  • 見城徹
    サトウマイコサトウマイコ

    本日の大人の南陵祭に参加しました。目的は見城さんのスピーチを聞くことだけでした。スピーチをひとことも聞き漏らすまいと、会場運営側からつまみ出されてしまうことも想定しながら、開場前方に移動し、床に体育座りで拝聴させていただきました。
    これまでに文字でしか知ることのなかった見城さんの南高時代のお話が、手が届きそうな距離にいらっしゃる本物の見城さんから発せられる声により自分にぐんぐんしみこんでいく感覚でした。
    最後に涙ぐまれながら担任の先生への感謝の思いを伝えておられる見城さんを見て、わたし自身もじんとこみ上げてきました。先生がその場に立たれ、お互いに頭を下げておられるお二人が神聖な何かに包まれているようでした。
    また、スピーチの最初、スムーズにスタートできない状況もユーモアを交えて説明くださったため会場が一気に和んだこともさすがだと思いました。
    歓談の時間は同窓生の皆さんや次から次に挨拶に来られる方々と楽しそうにされている様子を拝見し、あたたかいお人柄を目の当たりにしました。
    図々しいことは承知していましたが、わたしも友人とともに持参した「たった一人の熱狂」へのサインをお願いしたところ、ご歓談の輪に戻られる直前にも関わらず、丁寧に個別に応えてくださいました。
    755を毎日拝見し、力をもらっていることを伝えたかったのですが、何期生かと自分の名前を言うことしかできませんでした。サインをいただいたあと、大げさではなく、本当に震えが止まらず、食べ物もほとんど喉を通りませんでした。平凡な言葉ですが、見城さんのオーラに圧倒され、近くでお話しできたことで腑抜けになってしまいました。そしてまた小さな自分を知りました。
    見城さん、本日はありがとうございました。いただいたサインを胸に、少しでも前に進む毎日を繋げていく一年にします。

    リトークやコメントの正しいやり方が分からず、こちらでお礼をお伝えすることをお許しください。

  • 見城徹
    見城徹見城徹

    ↑ サトウマイコさん、有難う。
    清水南高創立60周年記念同窓会に出席するためにハワイから予定を1日繰り上げて昨夜帰国しました。今日は朝8時30分に自宅を出発、車で静岡市の会場に向かいました。途中で清水南高に立ち寄り、校庭前に広がる海岸の砂浜で高校時代のように海を眺めました。この風景は僕の人生の原点なのです。11時20分に会場着、12時からの開始を待ちました。同窓会長から出席者は500人超と聞き、よくそんなに集まったなあとびっくりしました。僕は100人ぐらいかと思っていたのです。
    スピーチからサイン、写真撮影まで疲れましたがこういう心のこもった感想をいただくと行って良かったと思います。何度も読み返しています。

  • 見城徹
    三上雅博三上雅博


    おはようございます。
    今朝は2025年、先日の親父の投稿からのリトークです。

    清水南高校の全卒業生対象の同窓会。
    親父は当初、そんなに集まらないと思っているとおっしゃっていましたが、実際には500人以上の卒業生が参加されたそうで、盛大な同窓会だった事と存じます。親父、スピーチお疲れ様でした。
    校庭の前にこんな美しい景色が広がっていたら、青春するしかないだろう。本当に素敵な学校です。
    僕がもし「見城徹」と同じ高校の卒業生だったなら、それを一生自慢しながら生きてただろうと思います。
    実際にお店にご来店頂いた方で過去に2人「見城徹さんと地元が一緒で同じ高校の後輩です。」と聞いたことがあります。
    それくらい、親父の後輩だと言う事を卒業生は皆さん誇りに思っている様です。

    僕は人生で一回も同窓会や集まりに呼ばれた事がない。苦笑
    僕だけがいない街「小樽」。ただ思い出の中。

    本日も皆様、宜しくお願い致します。

  • 見城徹
    三上雅博三上雅博

    僕の朝は絶望から始まる。
    まず起きた時点で寝てしまった事を後悔する。だから何時に目覚めても、どれだけ早く起きても時計を見て絶望する。今日やらなければいけない事のひとつひとつを思い、窒息しそうな息苦しさを感じる。なんでもっと早く起きれなかったのだと自分を責める。僕は時間のマリオネット。雁字搦めに縛られている。時間から解放されたら、僕は永遠に続けられるのに。自由になれるのに。死ぬまで動けるのに、時間がそれを許さない。
    僕の頭の中の全部を形にしようと思ったら、どれだけ犠牲を払っても、あまりにも時間が足りないのだから。
    優先順位で色んな事を諦めながら生きている。だから苦しい。自分が一番もっと出来るとわかっているのに。知っているのに。
    暗闇の中、矛盾の海を彷徨い泳ぐ。
    だから僕は朝目覚めると、まず絶望する。