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三上雅博のトーク
トーク情報
  • 三上雅博
    三上雅博

    18歳。滝の様な蝉時雨。
    出前の桶を回収した後、海を見渡せる高台に寄り道をした。

    小樽港にはアメリカの空母が停泊していた。
    それは想像を絶する大きさだった。港全体を埋め尽くすほどの黒い巨大な鉄の塊はなんとも威圧的で、こんな街一瞬で消し飛ばされそうだなと思ったんだ。

  • 三上雅博
    三上雅博

    そして同じ18歳の頃、
    海の側にある小さな町の寿司屋から、小樽寿司屋通り名店街の一角へ行く覚悟を決めた。

  • 三上雅博
    三上雅博

    覚悟を決めそこに飛び込み、もがき苦しみ足掻きながら腐らずに正面突破する。

    その繰り返しの日々。

  • 三上雅博
    三上雅博

    北海道小樽市オタモイ1-17-21。
    オタモイ海岸の近くの集落みたいな長屋の団地群で生まれ育った。

    ずっと負け続けてきた人生だ。
    何かで表彰された事などもちろん無い。
    悔しくて他人を羨んだり妬んだりした事もある。
    でもそんな風に思うのは、己の努力が足りないだけなのだ。

    ただ自分に与えられた舞台で精一杯、目一杯と命を燃やす。燃やし続ける。どんな強風にも負けない様に。

    思えば田舎から出てきて随分遠くまで来てしまった。
    今は毎日僕に出会った人が少しでも幸せになってもらえる様な人間になりたくて、反省して反省して猛省しながら生きている。

    今日もし生き延びる事が出来たなら、
    明日は、
    鮨職人になるためこの世に生まれてきた
    三上雅博という存在にとって、
    生涯で最も報われる日となるだろう。

    明日は僕にとって運命の日だ。

    感謝。

    1
  • 三上雅博
    見城徹見城徹

    毎日が地獄。毎日が決闘。それが自分が選んだ人生だ。静岡県清水市の小さな社宅の一室から遠くまで来た。本当に願ったもので実現したものなどほとんどない。今この人生、一つだけどうしても手に入れたいものがある。それが実現したら、その瞬間に死んでもいいと本気で思っている。その時、微かに笑えて死ねる気がする。本当に獲得したかったものの実現は死と引き換えでしか成り立たない。

  • 三上雅博
    三上雅博三上雅博

    北海道小樽市オタモイ1-17-21。
    オタモイ海岸の近くの集落みたいな長屋の団地群で生まれ育った。

    ずっと負け続けてきた人生だ。
    何かで表彰された事などもちろん無い。
    悔しくて他人を羨んだり妬んだりした事もある。
    でもそんな風に思うのは、己の努力が足りないだけなのだ。

    ただ自分に与えられた舞台で精一杯、目一杯と命を燃やす。燃やし続ける。どんな強風にも負けない様に。

    思えば田舎から出てきて随分遠くまで来てしまった。
    今は毎日僕に出会った人が少しでも幸せになってもらえる様な人間になりたくて、反省して反省して猛省しながら生きている。

    今日もし生き延びる事が出来たなら、
    明日は、
    鮨職人になるためこの世に生まれてきた
    三上雅博という存在にとって、
    生涯で最も報われる日となるだろう。

    明日は僕にとって運命の日だ。

    感謝。

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  • 三上雅博
    見城徹見城徹

    ↑ 三上の文章は身を削って紡がれている。三上の血と骨が覚悟となって息づいている。だから、人は感動する。三上の鮨と一緒だ。

  • 三上雅博
    さくらさくら

    三上さんの文章から感じることをうまく表現出来ないでいましたが、見城さんが仰った通りだと思います。
    他の人にはない文章。鋭利な刃物、何でも斬ってしまう文章。以前にも書きましたが、私自身が斬られたことに気付かないくらいの太刀筋。
    だからこそ思います。
    三上さんの書いた文章をもっと読みたい。本になるといいなと。
    これもうまく表現出来ませんが、
    例えるなら
    鮨に対する、三上さん自身の自伝を含めた「たった一人の熱狂」三上雅博さん版!
    的な本。

    例え下手ですいません。。

  • 三上雅博
    三上雅博
    投稿画像

    暗闇の中で光を求め、上へ上へと目指して必死にもがいていました。
    わずかに小さな光が差し込んでいる硬い硬い岩盤を傷だらけになりながらも我武者羅に突破し、やっとの思いでアスファルトから顔を出した道端の僕を見つけてくれた見城さんには感謝しかありません。
    いつも可愛がって頂きまして誠に有難う御座います。

    本日発売の「GOETHE」7月号でMIKAMIを取り上げて頂きました。
    これも一重に日々支えて頂いている皆様方と755の皆様のおかげに他なりません。
    いつも有難う御座います。

    腐らずに鮨職人をやり続けてきて本当に良かったです。
    何度も何度も記事を見返して涙が溢れます。鮨職人三上雅博にとって人生最高の日となりました。

    これに驕らず日々精進し鮨の道一筋誠実に邁進して参ります。
    見城さんが見つけてくれた道端の雑草が、いつか立派な大樹になれる様、人に優しく謙虚に真っ直ぐ生きて参ります。

    いつもいつもこんなにも僕を救って頂き有難う御座います。
    感謝。涙。